社長語録
2017年入社式 社長訓示(2017年4月3日)

新しく社員になられた皆様、本日は誠におめでとうございます。

高知工業高校、宿毛工業高校、開成専門学校、高知大学、高知工科大学、愛媛大学を卒業された優秀で前途有望な6名の若者に入っていただきました。

そして若者に混じって、この3月に愛媛大学を定年退官された矢田部先生にも入社いただきました。先生とは25年以上の長きにわたってお付き合いさせていただいています。
第一コンサルタンツの当面の目標は四国一ですが、その先は日本一です。日本一を目指すには、どうしても矢田部先生の力が必要とずっと考えていました。第一コンサルタンツに入社していただき、本当にありがとうございます。

本日の入社式には、日頃お世話になっている方々にご出席をいただいています。高知県議会議員の久保先生、龍馬学園常務理事の泉田様、久万田社会保険労務士事務所・所長の久万田様、岐阜大学の熊田先生、四国銀行かづらしま支店・支店長の前田様、そしてOTOGIの金子様と河村様、お忙しい中にも関わらず誠にありがとうございます。

熊田先生には、今年で3回目となりますが、午前中ビジネスマナーの指導をしていただきました。
OTOGIの金子さんと河村さんには、昨年に引き続き今回もわざわざ九州から駆けつけていただきました。毎朝、始業前に社歌を流していますが、これを作詞・作曲して下さった方です。

また、今日は嬉しいことに来年の春卒業される4名の学生さんにご出席をいただいています。第一コンサルタンツがどんな会社なのかじっくり見て、就活の参考にしていただきたいと思います。

今年は、大政奉還から150年目に当たりますが、大政奉還の立役者は坂本龍馬です。坂本龍馬の船中八策が、土佐藩の後藤象二郎や薩摩藩の小松帯刀など多くの人々の心を動かして大政奉還という無血革命に繋がったといわれています。

いま、日本は、明治維新に匹敵する大きな変革期にきています。変革期には歴史が動きます。これまで絶対安泰と思われていた大企業の経営が次々と破綻するかと思えば、聞いたことがないような会社が企業番付の上位に現れるということが起きてきます。
変革の波に乗ることができれば、業績を飛躍的に伸ばすことができます。

変革期に活躍するのは、いつの時代にあっても若者です。幕末に活躍した坂本龍馬は31歳、後藤象二郎29歳、板垣退助30歳、岩崎弥太郎32歳でした。

変革期に重要なことは、最新の情報をいち早く入手することです。龍馬が全国を飛び回って、最新の情報を集めたように、私たちも全国あるいは外国に行って最新の情報を集めなければなりません。

インターネットからでも情報を得ることができます。しかし、実際に自分の目で見て確かめないと役立つものかどうか見抜くことはできません。
東京に行けば、ドローンや人工知能、ロボットなどの見本市や展示会をやっていますので、どんどん行ってください。そのための費用はすべて会社が出します。

本日、入社された皆さんには、わが社が躍進するための原動力になってくれるものと期待しているわけでありますが、皆さんが原動力になるにはこれからの10年間がとても重要であります。
なぜかと申しますと、基礎的な知識を身につけられるのはこれからの10年間だからです。30代中頃までは気力、体力、記憶力共に充実しているので新しい知識をどんどん吸収することができます。しかし、30代中頃を過ぎると急に記憶力が落ちます。若いときが勝負です。

私がこれから話す3つのことを今日から確実に実行していただければ、皆さんは間違いなく立派な技術者に成長します。

1つ目。会社には、始業時間の遅くても30分前には来て、その日にする仕事の段取りをするということです。何をどんな順番で、どのようにするのか、それを考え決めるということです。これを習慣にして下さい。

2つ目。仕事で分からないことがあったら、先輩に聞く、本で調べるなどをして、理解し、確実に自分のものにしていって下さい。また、示方書やマニュアルに書かれていることを鵜呑みにするのではなく、根拠は何なのかということを理解するように努めて下さい。

3つ目。30歳までに技術士を取ることを目標に猛勉強して下さい。

今、私が言ったことを10年間継続すると、専門的なことを理解できるようになり、仕事が面白くなります。面白いと思うと、人間の体は60兆の細胞でできていると言われていますが、細胞のスイッチが次々とONになっていきます。テレビを見ていても、車で走っていても、必要な情報が知らぬうちに飛び込んでくるようになります。そうなれば、「このことに関しては第一コンサルタンツの誰々さんが日本一だ」と言われるようになります。

皆さんの今後の活躍を期待しまして、私の歓迎の挨拶といたします。