高精密な水準測量

 

業務名:平成15年度地盤高精密水準測量調査委託業務
■年 度:平成15年度
■発注者:高知市 建設下水道部 下水道建設課

業務の概要                             

■業務概要
 高知市周辺の地盤沈下状況を把握するため、国土地理院が設置した一等水準点(4点)、一級水準点(17点)の各水準点の標高を求め変動量の確認を行いました。

■作業内容
 1級水準測量は、地盤変動調査、トンネルの施工、ダムの施工などの高精度が要求される場合に実施するものであり、当社としても数少ない貴重な業務だったと思います。
 技術の進歩により電子レベルにより高さと距離を自動で読みとり記憶装置に記録し、計算まで自動処理できるシステムになりました。電子レベル専用の標尺に刻まれたバーコードを読み取り、非常に高精度で人による観測誤差および記入・入力ミスを防ぐことができるようになりました。
 測量時期が冬季の2月であり観測中は特に寒さおよび風に悩まされました。観測には約3週間かかり毎日平均5kmは歩き、路線の長い区間につきましては、背中に弁当を背負ってひたすら歩き公園でお昼ご飯を食べた記憶があります。1ミリ以下単位の高精度な測量作業であり、短期間での納品であったため、業務完了時はこのような経験を積んだことに誇りを感じました。