社内活動
東日本大震災被災地(岩手県、宮城県)復興の現場を視察(2022/12/03~05)

12月3日~5日の期間、設計部(防災まちづくり課)の松本、岩瀬、金の3名が東日本大震災被災地(岩手県、宮城県)復興の現場を視察しました。

主な視察地は、以下の通りです。

3日:東松島市(野蒜地区)、石巻市(南浜地区、大川小学校震災遺構)

4日:釜石市(東部・唐丹・花露辺)大船渡市、陸前高田市(高田地区、高田松原津波復興祈念公園)、南三陸町(志津川地区)

5日:女川町(中心市街地、離半島地区)、名取市(閖上地区)

被災地では復興10年を経過して「第2期復興・創生期間」に入り、住まいの再建、復興まちづくり、交通インフラ等の整備が概ね完了し復興の総仕上げの段階となっています。

今回の視察では、三陸リアス海岸から仙台湾岸の平野部まで、地形や市街地の立地状況が異なる複数の復興まちづくりの現場を見ることが出来ました。

新しいまちでは、なりわいも再開されており貴重な生の声をお聞きすることもできました。

岩瀬、金は初めての被災地復興現場の視察であり、沿岸の防護施設や移転先の住宅団地、移転元地の跡地利用など復興まちづくりのスケールの大きさに圧倒されました。また大量の未利用地の発生、にぎわいの喪失など復興における課題も実感することが出来ました。

この経験を、高知県における事前復興まちづくりの検討に活かせるよう、学び続けていきたいと考えています。

みやぎ東日本大震災津波伝承館 釜石市の堤防
旧女川交番 女川町の離半島部の集落
南三陸町の旧庁舎