社長語録
2016年 年頭の挨拶 (2016年1月4日)

新年あけましておめでとうございます。
今年の正月休みは8連休でした。それぞれ家族の皆さんと一緒に楽しいお正月を過ごされたことと思います。
仕事始めの今日は、「第一コンサルタンツの社訓」と「今年の夢」についてお話しをさせていただきます。

◆ 第一コンサルタンツの社訓

第一コンサルタンツは、今年、創業53年目を迎えますが、目標は100年企業です。
南海地震が30年以内に70%の確率で起きると言われていますので、100周年を迎えるまでには必ず地震が来ます。このため、南海地震にも耐えられる社屋を新築しました。

しかし、社屋は立派でも、人材が育たなければ会社は滅びます。
「1年先を考えるなら種をまけ、10年先を考えるなら木を植えよ、100年先を考えるなら人を育てよ」という諺があります。
会社の成長を支えるのが人材です。人材育成には、これまで以上に力を注いでいきます。
人材育成においては、単に技術を磨くだけではなく、人間性に優れた技術者を育成することが重要です。

皆さんには、「さすが第一コンサルタンツの社員だ」「立派だ」と言われるような人になってもらいたいと思っています。
そのような思いで「社訓」を作りました。研修室の入り口の壁に、「情熱、謙虚、誠実」と書いた額縁を掲げてあります。
皆さん、毎日見ていると思いますが、情熱、謙虚、誠実の意味について考えたことがあるでしょうか。

「情熱」とは、やる気です。やろうと決めた事は何が何でもやり遂げるという熱意です。
パナソニックの創業者である松下幸之助は、次のように言っています。
「成功した理由を一つだけあげよと言われれば、それは情熱だ。如何に才能があっても知識があっても情熱がなければ絵に描いた餅に等しい。熱い情熱があればこそ、何を成すべきかを思いつく」

「謙虚」とは、自分は未熟者だと思い、誰からでも素直に学ぼうとする気持ちを持っていることです。どんな人の意見にも素直に耳を傾け、「意見をくれてありがとう」という感謝の気持ちを持っていれば、たくさんの友達ができ情報が集まってきます。反対に横柄な言葉使いや人を見下すような傲慢な態度をしていると、人は離れていきます。

「誠実」とは、些細な約束でもキチンと守る、嘘をつかない、裏切らないということです。
わが社の産業医になってもらっている濱口理沙先生のお父さんは青山茂樹さんといいます。大津に青山整形外科を開業しています。ここの待合室はいつも40人から50人の患者で溢れています。患者さんに対して青山先生の対応がとても誠実だからです。

青山整形外科ではありませんが、「予約しておいて連絡もせず来なかったり、時間に遅れたりするのは、決まって第一コンサルタンツの社員だ」という話を聞いたことがあります。悪い噂はすぐ誇張されて広がります。気をつけて下さい。
第一コンサルタンツの社員であるということを意識し、「情熱、謙虚、誠実」を常に頭におて、仕事以外においても行動してください。

◆今年の夢

私はこれまで、「大手コンサルタントに負けないような立派な社屋を建てたい」と思っていました。その夢は昨年実現しました。

今、考えていることは2つあります。
昨年から橋梁点検装置の技術開発と、現場調査へのドローンの活用に関する検討を始めています。
私の夢はこれを今年中に完成させ、日本全国に、そして東南アジアにも普及させることです。これが1つの夢です。

維持管理の国内市場は、今後15兆円規模にまで成長すると言われています。第一コンサルタンツにとって大きなビジネスチャンスです。
技術開発は、日常業務と平行して行わなければならず、いままで以上に大変と思いますが、何卒よろしくお願い致します。

2つめは、福利厚生の充実です。この点でも日本一を目指したいと思っています。
「駐車場を兼ねた運動場」を作ること、社員が結婚しても安心して働くことができるように「事業所内保育施設」を作ることを考えています。

社員旅行は2年続けて国内旅行であったので、今年は海外に行きたいと思っています。また、創立55周年となる平成30年には、社員全員でヨーロッパに行きたいと考えています 。

今年の絵馬に私は、「勇往邁進」と書きました。リスクを恐れることなく夢の実現に向けてひたすら前進するという決意表明です。
皆さんのご協力をどうぞよろしくお願い致します。

最後に、平成28年は、皆さん一人ひとりが大きく成長する年となりますことを祈念しましたし上げまして,私の年頭の挨拶といたします。