毎年、高知商工会議所では、当所会員事業所に➀永年勤続することで事業所に貢献、または、➁企業の発展に特に寄与した従業員の方々に向けた「優良従業員表彰」を開催しています。
当社も当表彰式に参加しており、今年度は➁の理由により、インフラ調査課 西村 修さん、道路交通課 齋藤 啓太さんを推薦致しました。表彰式は同日、高知商工会議所で行われました。
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12月13日(月)、東京大学名誉教授、横浜国立大学先端科学高等研究院上席特別教授を経て、現在は城西大学学長を務められている藤野陽三先生をお招きし、第31回第一セミナーを開催しました。幡多支店、ミャンマーにいる新入社員の方にはリモートで参加いただきました。
今回の第一セミナーでは、「社会的共通資本としてのインフラとそれを守るための技術」と題しまして、ご講演を頂きました。
橋を勉強するために、美大の先生を呼んで学生に「橋の絵」の風景画教室をしているというのが特に斬新でした。同じ橋を描くにあたって、ひとりひとり全く違う視点からその橋を見ている・・・。考えてみれば当たり前のことでも知識を前提に物事を捉えると、ついつい1つの答えに縛られがちになってしまいます。
満たされるべき3つの「E」=「efficient」、「Economical」、そしてそこに「Elegant」という美術的観点が入ることで、可能性が更に広がって見えてくるような気がしました。「競争」と「協創」をうまく融合させ、土木事業に取り組んでいこうと思います。
藤野先生、本日は貴重なご講演ありがとうございました。
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本日、高知県立大学・高知工科大学主催の「学内合同業界研究セミナー(Web開催)」(参加企業は当社含めて64社)に参加しました。
午前の部と午後の部で合計6セッションあり、各40分という時間で参加学生が各企業のブースを訪問していました。訪問学生の中には、建設コンサルタントの業種に就きたいと考えている学生さんも多々おり、大変嬉しく思いました。また、具体的に自分のやりたいことを決めている学生さんが多い印象を受け、就職活動に対する熱心さが伝わってきました。訪問してくださいました学生の皆さんありがとうございました。
最後に、このようなセミナーを開催していただきました高知県立大学・高知工科大学のご尽力と訪問してくださいました学生の方に感謝いたします。
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第一コンサルタンツは第一測量有限会社として昭和38年11月29日に創業しました。58年前です。
今日は創立記念日でありますので、当社の社訓についてお話をさせていただきます。社訓が「情熱、謙虚、誠実」であることを知らない社員はいないと思います。
私がいつ、なぜ社訓を作ったのか、私の思いをこれからお話させていただきます。
社訓を作ったのは、本社をこの地に新築移転した平成27年8月です。書道家の竹内土佐郎先生が、「新築祝いに何か書を書いて差し上げたい」とおっしゃって下さったので、研修室の入り口の壁に飾ってある社訓「情熱 謙虚 誠実」を揮毫してもらいました。
社屋ができても、「仏作って魂入れず」になるような気がしていました。会社の魂とは、社員が順守すべき行動規範です。
「会社も立派だが社員も立派だ、さすが第一コンサルタンツだ」と言われるようにするには、社訓が必要と思っていました。
いろいろと考えて、「情熱 謙虚 誠実」を社訓に決めたのですが、実は、平成25年の創立50周年記念式典、あるいは50周年記念誌で、「情熱、謙虚、誠実をモットーに、更なる精進をして参ります」という挨拶をしています。会社が100年企業に向けて成長を続けるには、「情熱、謙虚、誠実」を社員が常に意識して行動する必要があると思ったからです。
まず、「情熱」についてお話しします。いくら能力があっても、情熱つまり「やる気」がなければ成果は出せません。社員には、「日本一の技術者になる」「会社を日本一にする」という情熱をもって仕事に取り組んでもらいたいと願っています。
私が尊敬する経営者に、日本電産の創業者・永守重信氏がいます。昭和48年に28歳のときに社員4人で設立した会社です。48年経った現在の売上高は、1兆7千億円です。第一コンサルタンツは矢野利男氏が33歳の時に社員5人で創業しました。58年経った現在の売上高は23億円です。業種が違うので、金額を比較しても意味はありませんが、わずか48年で小型モーターの分野で世界一の企業に成長しています。当社は、日本一どころか四国で5番目です。
永守氏は、「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」、「情熱、熱意、執念」の精神を貫いています。日本電産と当社の違いは、「情熱」の差だと思っています。今一度、情熱について考えて見て下さい。
次に「謙虚」について説明します。謙虚とは、自分のことを偉いと思わず、周りの人から素直に学ぶ姿勢があることです。
私が尊敬する人物に廣井勇がいます。今年の4月、廣井の出身地の佐川町に銅像を建立しました。廣井は、東京帝国大学の教授で土木学会第6代会長もされた人物です。私たちから見れば大天才ですが、家族には「自分には才能が無い。他人が3日でできることが一ヶ月もかかるのだ」と話し、日々努力を怠ることが無かったと言われています。廣井が見ていた他人とは、札幌農学校の同期の内村鑑三や新渡戸稲造だったのだと思います。
高い志や目標を持っている人は、常に自分より上の人を見ています。そうしますと、自分の知識や努力がまだ足らない、もっと勉強しなければと言う気持ちになります。
最後に「誠実」についてお話をします。誠実とは、嘘をつかない、約束を守るということです。
「至誠通天」という言葉があります。中国の孟子の言葉です。「誠の心を尽くして行動すれば、いつかは天に通じて認められる」という意味ですが、「何事においても、一つ一つの課題に誠実に取り組み、精一杯の努力をすれば、必ず願いは叶う」という教えです。
社訓は研修室の入口だけでなく、常に社員の目に入る場所におきたいと考え、東側の社員の出入口、食堂、3階調査部と4階設計部の壁にも掲示してあります。これは、設計部河川砂防課の生田万祐子さんに書いてもらったものです。
今日は創立記念日なので社訓の話しをさせていただきました。58周年を迎えることができたのは、社員、そしていつも支えてくれているご家族のお陰だと思っています。感謝の気持ちを表す意味で芋や金次郎のお菓子を用意しています。退社するときに持って帰って、ご家族で召し上がって下さい。
これからも「情熱、謙虚、誠実」を心掛けて、60周年、そして100周年に向かって邁進して参りましょう。
社員の皆様の益々の活躍とご家族の幸せを念じて58周年の挨拶とします。
令和3年11月29日
社長 右城 猛