室戸市津波避難路関連

 

      
     

 

■業務名:平成23年度 室戸市津波避難計画策定委託業務

■発注者:室戸市

業務の概要                             

 本業務は、室戸市沿岸域において、南海地震の揺れ・津波から身を守る津波避難計画を策定したものです。避難計画の実効性を高めるため、ワークショップ等の住民参加による検討を行い、検討結果は地域津波避難計画書やハザードマップにとりまとめました。

1.ワークショップ開催
 平成23年11月16日、同市佐喜浜町根丸地区を皮切りに市内26会場で開催しました。東日本大震災以降、地元の方の防災・減災の意識は高く、たくさんの方に参加していただきました。

ワークショップでは、主に下記の内容について検討を行いました。
①東日本大震災、南海地震に関する最新情報を共有する。
②地域住民の方から津波痕跡、局所地形等の情報を得て、津波浸水予測図では示されていなくても浸水する可能性がある範囲(バッファーゾーン)を設定する。
③住民自らによる避難目標地点、避難経路等の抽出・設定を行う。
④避難の妨げとなる危険要因を抽出し、今後の課題を明らかにする。

2.地域津波避難計画と防災マップの作成
 防災マップのコンセプトは『誰でもわかる防災マップ』でした。小学生から高齢者まで幅広い世代が理解できるマップの作成を心懸けました。具体的には、文字の大きさをできるだけ大きくし、関心の目がいくようジオパークキャラクター・土佐弁の使用、そして、マップの縮尺とサイズ、様々なことを考慮し作成しました。
 また、ワークショップでの意見、地域の特性を踏まえた地域津波避難計画も作成しました。

安芸市津波避難路関連

 

     

■業務名:安芸市避難路整備測量設計委託業務

■発注者:安芸市

業務の概要                             

 本業務は、安芸市内において、津波避難路の設計と併せて設計に必要な測量、現況の官民境界確認等を行いました。
 津波避難路の設計にあたっては、自主防災組織や地権者の方を交えて、現地での検討を行いました。
 現地の地形等を踏まえて、避難路の幅員、勾配に応じた斜路や階段の使い分けや手摺りの設置等について検討しました。
 耕作地や墓地など平常時の利用に支障が無いよう、住民の方の意見を踏まえた設計を行いました。
 人力施工が主体となることから、搬入が容易な擬木階段等の軽量部材を採用するなど、施工性についても配慮して設計しました。