大豊町インフラマネジメントの再編に向けた取り組み – 公開有識者会議を開催(2025/11/26)

第一コンサルタンツ・日本大学工学部・東京大学による共同提案体は、大豊町をモデル地区とし国土交通省総合政策局による「令和7年度 民間提案型官民連携モデリング事業」に採択された「大豊プロジェクト~大豊町からインフラマネジメントの再編~」に取り組んでいます

本プロジェクトの一環として、このたび、インフラマネジメントの第一人者である政策研究大学院大学 特別教授 家田 仁氏、および植野インフラマネジメントオフィス 代表 植野 芳彦氏(富山市政策アドバイザー)を有識者としてお招きし、現地視察とシンポジウム形式の公開有識者会議を開催しました

【現地視察(11月25日)】

高知県大豊町内の現地を視察し、過疎地域におけるインフラの現状をご覧いただきました。

家田氏、植野氏をはじめとする有識者・関係者が現地で活発な議論を行い、地域特有の課題について認識を深めました。

 

【公開有識者会議の開催(11月26日AM)】

視察結果を踏まえ、2日目はザ・ミーニッツにて公開有識者会議を実施し、地方自治体における管理インフラの適正化や今後の方向性について議論しました

1. 話題提供 (10:10~11:00)

「大豊町が目指す橋梁管理の未来」大豊町長 下村 賢彦氏

「インフラマネジメントの大転換: メリハリ・見える化・そして群マネ」政策研究大学院大学 特別教授 家田 仁氏

「橋梁トリアージ」植野インフラマネジメントオフィス代表 植野 芳彦氏

「大豊プロジェクトの概要について」第一コンサルタンツ 片山 直道氏

2. 公開有識者会議 (11:00~12:00)

テーマ: 「①橋梁トリアージにおける条件設定について」および「②橋梁の終活に向けた課題について」

登壇者

  共同提案体 日本大学工学部 教授 岩城一郎氏(議長)

 政策研究大学院大学 特別教授 家田 仁氏

 植野インフラマネジメントオフィス 代表 植野 芳彦氏

 モデル自治体 高知県大豊町長 下村 賢彦氏

 共同提案体 東京大学大学院工学系研究科総合研究機構特任教授 全 邦釘氏

 共同提案体 株式会社第一コンサルタンツ 片山 直道

また、オブザーバーとして国土交通省 四国地方整備局、高知県土木部にもご参加いただきました

    
 
【座談会(11月26日PM)】

有識者会議終了後、第一コンサルタンツのタイガーホールにて座談会を開催しました。

家田氏、植野氏、岩城氏、横地土木部長、から当社の若手技術者に向けて、技術者としての心構えなど貴重なご示唆をいただきました。

     本プロジェクトは、高知県における持続可能なまちづくりに向けた合理的なインフラメンテナンス体制確立の先駆けとなる取り組みとして、今後も検証を進めてまいります

櫻井つぐみ選手と櫻井優史監督による第一セミナー(2025/5/26)

パリオリンピック女子レスリング金メダリストの櫻井つぐみ選手と、そのつぐみさんや同じくパリオリンピックで金メダルを獲得した清岡幸大郎選手を育てた櫻井優史さんをお招きし、「高知から『オリンピックで金メダル』を目指して」と題して第一セミナーを開催しました。

櫻井優史さんは、清岡幸大郎選手や櫻井つぐみ選手をジュニア時代からどのように指導したのか語ってくださりました。
櫻井つぐみ選手は、幼少期から金メダルを獲得するまでの経験とその道程を語ってくださりました。

とても興味深い内容で、説明もとても分かりやすく、皆聞き入っていました。
講演のあとは質疑応答や記念撮影にも応じてくださり、最期まで大盛り上がりでした。

櫻井つぐみ選手、櫻井優史さん、非常にお忙しい中貴重な講演を頂きありがとうございました。

 

 

愛媛大学 森 伸一郎 先生による第一セミナー(2025/2/12)

愛媛大学の森 伸一郎先生をお招きし、「建設コンサルタント業務に生成AIを活用する方法について」と題した第一セミナーを開催しました。

森先生は、なぜ建設コンサルタント業界でAIが活用されていないのか、AIで何ができるのか、そして生成AIの具体的な活用方法について解説されました。

今後も最新技術の導入とスキル向上に努めてまいります。

 

 

第一コンサルタンツ「第一セミナー」を開催(2025/01/20)

 「インフラメンテナンスに関する最近の話題」をテーマに、第一コンサルタンツ主催の「第一セミナー」が開催されました。本セミナーでは、インフラメンテナンスの最先端に関する取り組みをテーマに、以下の4名の専門家による講演が行われました。

講演内容

  1. 「先進的インフラメンテナンスの構築」
    • 日本大学工学部教授 岩城一郎
    • SIP第3期における課題「スマートインフラマネジメントシステム」のサブ課題B「先進的インフラメンテナンスの構築」における社会実装の取り組みについて解説。
  2. 「事後保全段階の小規模自治体のメンテナンス」
    • 日本大学工学部研究員 石橋奈都実
    • 小規模自治体が直面するインフラ事後保全の課題と、その具体的な解決策を紹介。
  3. 「橋のセルフメンテナンス 平田村モデル」
    • 日本大学工学部客員研究員 浅野和香奈
    • 福島県平田村での「橋のセルフメンテナンス」モデルの実践事例と、地域住民・自治体の連携の重要性を説明。
  4. 「SIP 3次元モデル生成プラットフォーム」
    • 東京大学教授 全邦釘
    • サブ課題D「橋梁点検データプラットフォーム」を活用した効率的な橋梁点検と3次元モデル生成技術の活用方法を紹介。

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)について

内閣府は、サイバー空間とフィジカル空間の融合による持続可能で強靱な社会(Society 5.0)の実現を目指し、2014年(平成26年)より戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)を推進しています。2023年度(令和5年度)からは第3期に移行し、14の課題について研究が進められています。

その中で、課題9「スマートインフラマネジメントシステムの構築」では、

  • サブ課題B「先進的インフラメンテナンスの構築」:岩城一郎教授(日本大学)が社会実装責任者を担当。
  • サブ課題D「橋梁点検データプラットフォーム」:全邦釘教授(東京大学)が研究を進めています。

 

本セミナーは、日本のインフラメンテナンスに関する最新の知見を学ぶ貴重な機会となりました。今後も、持続可能なインフラ整備と管理を目指して取り組みを進めてまいります。

 

第36回 第一セミナーを開催(2024/03/18)

本日、株式会社致知出版社の執行役員・致知営業部長の神谷正光様に来社頂き、『木鶏会』の説明をして頂きました。

当社が今後、発展していくためには、人間学を学ぶ必要があると考え、この説明会を第一セミナーと位置づけ開催して頂きました。

人間学を学ぶ月刊誌『致知』。多くの出版会社が廃業に追い込まれている中で、致知は創業46周年にして定期購買者数を11万5千人に伸ばし、全国1,300社の企業が社員教育に採用しています。

当社社長右城も10年前から愛読。「これに優る人間学を学べる雑誌はない」と言っています。

月刊誌『致知』を教材にし、今後『木鶏会』を開催いたします。(本社以外の人はWEB参加)

【今後の予定】

第1回開催は5月13日(月曜日)16:30~17:30

その後は基本、毎月第1金曜日17:00~18:00開催です。

第35回 第一セミナーを開催(2023/10/10)

10/10(火)に参議院議員佐藤信秋様をお招きし、第35回第一セミナーを開催しました。

佐藤様には、公共事業費の仕組みやこれまでの推移、国土強靱化対策の予算や必要性、土木技術者の必要性や今後の人員確保についてご講演頂きました。

とても興味深い内容で、説明もとても分かりやすく、皆聞き入っていました。

佐藤様、大変お忙しい中貴重な講演を頂きありがとうございました。

第34回 第一セミナーを開催(2023/09/26)

このたび福利厚生棟のメインであるタイガーホールにて、記念すべき最初の講演といたしまして、ボンドエンジニアリング株式会社専務取締役 木村亮様をお招きし、9月26日(火)、第34回第一セミナーを開催しました。

今回の第一セミナーでは、「今こそ技術者として気概を持ち、技術力を高めよう」と題しまして、ご講演を頂きました。

木村様には平成28年度の経営方針発表会にて一度特別講演をしていただいており、そちらも社員にたいへん好評でした。

近年技術力の低下が問題視されており、当社でも若い技術者の技術力の向上が求められています。今回の講演では、ユーモアのあるジョークやざっくばらんな話題など皆の笑いを誘いつつも、「思考を止めて仕事をするのではなく、情熱を持って取り組む大切さ」など、ついつい慢性的に過ごしてしまいがちな日常に対してドキリとする言葉に身が引き締まりました。

木村様、本日は貴重なご講演ありがとうございました。

 

第33回 第一セミナーを開催(2023/06/30)

6月30日(金)、元会計検査院 薬袋弘仁様をお招きし、第33回第一セミナーを開催しました。

今回の第一セミナーでは、「令和3年度決算検査報告について」と題しまして、ご講演を頂きました。

R1年からR3年にかけての事例について説明していただき,皆さん熱心に耳を傾けていました。会計検査と聞くと尻込みしてしまうように思いますが,実際の事例を説明していただくと,思ったよりもシンプルな事例が多いように感じました。我が社の社訓は「情熱、謙虚、誠実」です。特に「誠実」さは成果の品質という観点において,重要な部分となります。明日からの仕事の取り組み方について,改めて気が引き締まる思いです。

薬袋様、本日は貴重なご講演ありがとうございました。

 

第32回 第一セミナーを開催(2023/02/01)

2月1日(水)、クモノスコーポレーション株式会社 代表取締役社長 中庭和秀様をお招きし、第32回第一セミナーを開催しました。幡多支店の社員の方にはリモートで参加いただきました。

今回の第一セミナーでは、「2025年バーチャル万博に向けて森羅万象デジタル化する」と題しまして、ご講演を頂きました。

新入社員を増やすために社名をスタイリッシュに変更したり、特許を80件も取得していたりとユニークなエピソードを交えつつ、クモノスコーポレーション樣の素晴らしい技術について熱いプレゼンをしていただきました。たくさんの事例を画像や動画をふんだんに使って説明していただき,皆さんの目が釘付けになっていました。なにより、中庭様の技術に対する真摯であり情熱的な熱意を聞かせていただき、弊社社員にも良い刺激になったかと思います。若手社員も積極的に質問をしていたのも印象的でした。

中庭様、本日は貴重なご講演ありがとうございました。  

第31回 第一セミナーを開催(2021/12/13)

12月13日(月)、東京大学名誉教授、横浜国立大学先端科学高等研究院上席特別教授を経て、現在は城西大学学長を務められている藤野陽三先生をお招きし、第31回第一セミナーを開催しました。幡多支店、ミャンマーにいる新入社員の方にはリモートで参加いただきました。

今回の第一セミナーでは、「社会的共通資本としてのインフラとそれを守るための技術」と題しまして、ご講演を頂きました。

橋を勉強するために、美大の先生を呼んで学生に「橋の絵」の風景画教室をしているというのが特に斬新でした。同じ橋を描くにあたって、ひとりひとり全く違う視点からその橋を見ている・・・。考えてみれば当たり前のことでも知識を前提に物事を捉えると、ついつい1つの答えに縛られがちになってしまいます。

満たされるべき3つの「E」=「efficient」、「Economical」、そしてそこに「Elegant」という美術的観点が入ることで、可能性が更に広がって見えてくるような気がしました。「競争」と「協創」をうまく融合させ、土木事業に取り組んでいこうと思います。

藤野先生、本日は貴重なご講演ありがとうございました。