河口道流路事業用地調査関連

  

 

■業務名:波介川河口導流事業用地調査等業務(その1)(その2)
■年 度:平成22年度
■発注者:国土交通省 高知河川国道事務所

業務の概要                             

■業務概要
  本業務は、一級河川仁淀川水系波介川改修工事(波介川河口導流事業)で発生する残土を処理するために使用・貸借することとなる土地の用地測量及び用地調査を行ったものです。土佐市新居地区で施工されている本体工事で発生する残土搬入工程を見据え、用地交渉に必要な期間も考慮した工程管理が求められるものでした。

■業務実施内容
 当該工事の早期着工に資するため、2業務を同時に進めました。まず、境界立会に先立って、事前に班分けし、順路を定め、立会経路等の刈払いを行うなど、円滑に境界が確認できるよう計画しました。次に物件調査を測量作業と並行して行うなどの工夫をし、工程を圧縮しました。用地測量においては、現地作業量の多い、補助基準点、境界測量等を4班体制で実施すると共に、境界測量完了後直ちに境界点間測量を行い、所定の制限内の測量結果を得ました。物件調査においては、所有者との日程調整を図り、用地測量と並行して行いました。また、調査終了時には、所有者関係等の確認を含む、調査内容を所有者に説明し、記録簿に記載する事により聞き取り内容を確実なものとし、手戻りの防止に努めました。

 現地においては、夏場の傾斜地ということもあり、作業上過酷な環境でしたが、調査測量部が一丸となり工夫をもって努めた結果、1ヶ月~2ヶ月の工期短縮を実現しました。また、平成23年度国土交通行政関係功労者表彰において、優良業務表彰を頂くことができました。