仁井田神社 めがね橋が竣工

愛媛大学寄付講座で検討を行っていた鋼管杭を橋梁上部工とした橋梁が竣工しました。架設場所は、南国市仁井田神社への桟道(橋長12.0m、幅員2.8m、有効幅員2.5m)です。

上部構造としてφ600mm×t12mmの鋼管杭2本を主桁として使用、設計活荷重は群集荷重および5トン車両荷重です。同形式の上部構造および設計活荷重で橋長20mまでの架橋が可能です。

竣工した12月25日は仁井田神社のお祭りであり、神事およびもち投げが行われました。地元の方からは、「りっぱな橋を架けて貰った」という言葉が聞かれました。

橋梁を寄付された株式会社高知丸高 高野広茂会長により「めがね橋」と命名されました。この「めがね橋」は下図のように橋梁断面がメガネに似ているためです。

橋梁断面図(めがね橋の所以)

 

主桁の架設状況

 

はりまや橋を連想させる欄干

 

趣のある木床版(伐採木の再利用)

 

仁井田神社のお祭りでの餅投げ

インテックス大阪に出展しています (2017/11/28)

インテックス大阪で開催されている「中小企業 新ものづくり・新サービス展」に三次元測量システムと橋梁用簡易足場を出展しています。

本展示会は、ものづくり補助金を活用して開発・導入した成果を公表する場であり、当社は平成27年度に開発に着手した橋梁用簡易足場と、平成28年度に導入した調査・測量用ドローンおよび3Dレーザースキャナの展示を行っています。

幅広いユーザーに当社の技術を紹介し、ユーザーから見た意見、要望等を聞き、今後の技術開発・機器導入に活かしたいと考えております。

ブースの設営状況

訪問者への説明

第6回ものづくり総合技術展に出展しています!

高知ぢばさんセンターで開催中(11/16~18)の第6回ものづくり総合技術展に出展しました。出展は昨年に続き2回目で、今年は橋梁用簡易足場と三次元測量システムを出展しています。

橋梁用足場に関しては、大手足場リースメーカーより商談依頼があり、開発目的や経緯、今後の開発計画について説明した結果、パートナーとして開発に協力したいというお話を頂きました。

三次元測量システムは、参加者の関心も高く、東京から来られたIT企業の方から、「高知にこのような高度な三次元測量を行われている会社があることを初めて知りました」と評価して頂き、今後とも情報を交換するお話をさせて頂きました。

今年は非常にたくさんの方にブースに来て頂いています。時間のある方は、是非当社ブースにお立ち寄り下さい。

当社展示ブースの状況 大手足場リースメーカーさんとの商談

11月24日(金)に発行された建通新聞(高知)8面の地域ニュース欄に記事が掲載されました。

(詳細はこちら→) 高知・ものづくり総合技術展

台湾・日本高知県防災技術交流セミナーで講演しました

平成29年10月16日に台湾台北市世界貿易センターで開催された防災技術交流セミナー(高知県主催、台湾行政院公共工程委員会協賛)で、当社技術開発部長の楠本雅博が「橋梁・トンネルの維持管理と耐震補強」について講演しました。

セミナーでは、公共工程委員会から顔久禜副主任委員が、高知県から商工労働部の栗山典久参事が挨拶されました。

台湾側からは、国道高速公路局の陳國隆氏より「高速道路における橋梁耐震補強」、林同棪コンサルタントの彭康瑜氏より「地震損失評価システム(TELES)の高速道路への適用」について講演がありました。

日本側からは、当社の楠本部長が講演を行った後、株式会社技研製作所より狭隘地における杭打ち工法、株式会社高知丸高より橋脚補強工事における仮締め切り工法、株式会社西宮産業より剥落防止シートなどの製品説明を行いました。

防災技術交流セミナーの開催状況 当社楠本部長の講演状況

セミナーの翌日は、行政院災害防救辦公室を表敬訪問し、防災システム全体に対する意見交換を行いました。

災害防救辦公室の副主任である王怡文博士は、高知県が実施している防災製品認定制度に非常に興味を持たれていました。

行政院災害防救辦公室を表敬訪問 意見交換会参加者一同

その後、台湾の大手コンサルである中興コンサルタント(正式名:中興工程顧問服份有限公司、Sinotech Engineering Consultants, LTD. )を訪問し、訪台企業の防災製品の説明と、意見交換を行いました。また、その夜は当社とも関係が深い台湾国立中央大学の王仲宇教授が会食を開いて頂き、さらなる懇親と今後の技術交流について懇談を行いました。

 

中興コンサルタントでの意見交換会 王仲宇教授を囲んで

台湾の維持管理や耐震設計の技術は、日本と同等でありながらも独自の設計思想があり、相互に学ぶべき点があると感じました。

今後も親日的な台湾の産官学各分野と技術交流、人材交流などを進め、両国の防災力の向上に貢献したいと考えております。

 

楠本部長が5県技術士会で研究発表(2017/09/09)

9月9日に高松のサンポートホールで「平成29年度太平洋・瀬戸内海・日本海縦断技術士会」が開催されました。
この会は、岡山、香川、島根、鳥取、高知の5県技術士会が毎年持ち回りで開催しているもので、今年のテーマは「技術の開発と活用法」。
香川大学工学部の鈴木桂輔教授による基調講演と5県技術士会からそれぞれ1編ずつの研究発表がありました。
高知県技術士会からは、第一コンサルタンツ技術開発部の楠本部長が「建設コンサルタントにおける技術開発について」と題して研究発表をしました。

富士山落石事故の検証実験

開発期間 2009年7月17日,18日
発注者 日本テレビ放送網株式会社
開発担当 右城 猛,楠本 雅博
目 的 2009年7月13日,富士山新五合目駐車場で落石が防護柵を突破してキャンピングカー直撃した落石事故を検証するために実験。

 

特徴
1.  愛媛大学防災情報研究センター,(社)地盤工学会四国支部と共同で研究。
2.  事故発生時に想定された落石エネルギー100kJの運動エネルギーで,重さ2トンのコンクリート塊を落石防護柵に衝突させる。
3.  実験の模様は,日本テレビが撮影。
4. 実験の結果は,2009年7月19日18時からの「真相報道バンキシャ!」(日本テレビ)で約10分間にわたって放送された。

1)右城猛,中村和弘:富士山新五合目駐車場における落石事故について,平成21年度技術研究発表会, 地盤工学会四国支部,2009年.

富士山新五合目駐車場における落石事故について
富士山落石事故.pdf(269.7 KB)

落石防護ネットの技術開発

開発期間 2007年7月~2009年12月
発注者 落石対策技術研究会 (代表 堀地幹夫
開発担当 右城 猛,楠本 雅博
目 的 エネルギー吸収性能と捕捉性能に優れたポケット式落石防護ネットの開発。

 

特徴
1.  高知県から「頑張る企業総合支援事業費補助金」の交付を受けて実施。
2.  社団法人四国建設弘済会より助成金を受けて,愛媛大学と共同で研究。
3.  日本で初めて実物規模の防護ネットに重錘衝突実験を実施し, 400kJの落石エネルギーを吸収できることを確認。
4. 動的解析専用FEMであるLS-DYNAで応答解析。
5. 平成21年度 土木学会四国支部の技術開発賞を受賞
6. 平成22年度の第12回国土技術開発賞・地域貢献技術賞(国土交通大臣表彰)を受賞。

0.7tの重錘を17m/秒の速度で衝突させたときのネットの変形
2tonのコンクリート塊を400kJのエネルギーで衝突
2008年5月27日の公開実験には,全国から約300名の研究者や技術者が参加

 

新しい落石防護ネット・ロングスパンの開発
平成21年度土木学会四国支部第15回技術研究発表会
新しい落石防護ネット・ロングスパンの開発.pdf(493.6 KB)

 

四国の急傾斜地における落石対策研究の最前線
The front line of the research on the rockfall prevention at the steep slope in Shikoku
kaihatsu.pdf(859.6 KB)

 

地域貢献賞(国土交通大臣表彰)受賞
国土技術開発賞.pdf(243.7 KB)

 

既存落石防護柵の性能向上の研究

開発期間 2009年5月~12月
発注者 落石対策技術研究会 (代表 堀地幹夫)
開発担当 右城 猛,楠本 雅博,加賀山肇
目 的 既存のワイヤロープ金網式落石防護柵の耐衝撃性能やエネルギー吸収性能を向上させる。

 

特 徴
1.  愛媛大学防災情報研究センター,(社)地盤工学会四国支部と共同で研究。
2. 既存の防護柵の柵端金具を特殊な緩衝機能を持った金具と取り替えるだけで,エネルギー吸収性能を大幅に向上させることができる。
3.  既存のワイヤロープ金網式落石防護柵の可能吸収エネルギー(30~50kJ)を100kJまでアップさせられることを確認。
4. 施工が非常に簡単で早い。

 

1)加賀山肇,右城猛,筒井秀樹,田中登志夫:落石防護柵用柵端金具の研究開発, 平成21年度技術研究発表会, 地盤工学会四国支部,2009年

 
落石防護柵用柵端金具の研究開発
落石防護柵の柵端金具.pdf(498.7 KB)

落石の運動機構の解明に関する研究

開発期間 2003年11月~2004年1月
発注者 国土交通省四国地方整備局四国技術事務所
開発担当 右城 猛,楠本 雅博,篠原 昌二,大西 一賢,田中 宏和,齋藤 啓太,大和田 菊代
目 的 落石の運動形態,速度,跳躍量,等価摩擦係数等を測定。

 

特徴
1.  高さ40m,傾斜角35~45度の自然斜面で実験。
2.  落下させた供試体は,コンクリート製の立方体 (0.52t),コンクリート製の球体(0.2t),自然石(質量0.12~2.06t)
3.  コンクリート製の供試体内部には,三軸の加速度センサーとデータロガーを埋設。
4.  ビデオカメラによるステレオ撮影を行い,落石の運動中の座標値を測定。
5.  学識経験者より構成された技術検討委員会(委員長は愛媛大学の矢田部龍一教授)で研究の妥当正当を評価。

 

1)右城猛,楠本雅博,篠原昌二,木下賢司:落石の運動機構に関する実験的研究,土木学会論文集F Vol.62 NO.2, 377-386, 2006.6

 

落石の運動機構に関する実験的研究
土木学会論文集F,Vol.62No.2,2006.6
Rock-Fall-Movement.pdf(1.0 MB)

AN EXPERIMENTAL STUDY RELATED TO ROCK FALL
Ehime.pdf(595.3 KB)

落石の運動形態に関する研究

開発期間 2000年8月~2001年2月
発注者 高知県土木部中村土木事務所(現:幡多土木事務所)
開発担当 右城 猛,篠原 昌二,明坂 宣行,筒井 秀樹
目 的 落石の運動形態と落下速度,跳躍量を測定。

 

特徴
1.  16~200kgの自然石53個,16kgのコンクリート球3個,37~39kgのコンクリート立方体13個の合計69個を落下させ,ビデオカメラで撮影。
2.  杉の植林地の中の斜面で,傾斜角は40~60度。落差は18m。
3.  回転から跳躍に移行するメカニズム,衝突期間中の落石の挙動,立木や切り株に衝突したときの挙動を把握できた。
4.  研究成果は,日本道路協会の「落石対策便覧に関する参考資料-落石シミュレーション手法の調査研究資料-」で紹介されている。

 

1)右城猛,篠原昌二,谷田幸治,八木則男: 落石の斜面衝突運動に関する研究,第5回構造物の衝撃問題に関するシンポジウム論文集,土木学会構造工学委員会,2000年

 

Movement of Rockfall and a Study on Its Prediction
Ushiro Takeshi,Tsutsui Hideki
Daiichi Consultants Company Limited, Kochi,Japan
Kochi.pdf(225.1 KB)